2025/9/15

ハッピーマンデー

 

本日は敬老の日でしたが、

月曜日に祝日が重なることが多いため、

年間スケジュールの都合上、

塾は平常通りの授業を行いました。

 

先日、講師たちと「月曜日は祝日が多いよね」という話になりました。

そのとき、私が

ハッピーマンデー制度は我々にはちょっときついよね。

と口にすると…

若い講師たちは揃って「???」

「ハッピーマンデー制度ってなんですか?」と、きょとんとした反応。

私がふざけて、適当に名前をつけたと思ったようです。

 

そうか、

彼らにとってはこれが当たり前。

そもそも制度ができる前のカレンダーを知らない世代なんですね。

 

三連休を作りやすくすることを目的としたこの制度は

2000年から

 「成人の日」 1月15日→1月第2月曜日

 「体育の日(現・スポーツの日)」10月10日10月第2月曜日 

2003年から

 「海の日」 7月20日→7月第3月曜日

 「敬老の日」9月15日→9月第3月曜日

に変更、実施されています。

 

こうした話題に触れるたび、

教育の現場にいると特に感じるのが、

世代によって「当たり前」がまったく異なるということ。

 

制度の変化、常識の変化、言葉の変化・・・。

生徒たちと接していても、

「えっ、そんなの知らないの?」と

驚かされることが日々あります。

でもそれは「知らない」ではなく、

「最初から存在しなかった」だけのこと。

私たち大人が「当たり前」だと思っていることが、

子どもたちにとっては「未知の世界」であることも少なくありません。

 

このような違いを感じたとき、

教える側が心がけたいのは、

「昔はこうだった」と押しつけるのではなく、

今の子たちにも伝わるように工夫して話すこと。

ただ知識を伝えるだけでなく、背景や理由も一緒に。

それが、世代を超えた理解につながるのではないかと思います。