2026/1/28

『異なる』って何ですか?

 

昨日、中2の数学の授業で確率の問題を扱っていたときのことです。

 

「袋の中から異なる色の球を選ぶ確率を求めなさい」という、

よくあるタイプの問題でした。

ところが、

ある生徒は解き方を説明しても、

どうも腑に落ちない様子。

どこが分からないのか尋ねてみると、

返ってきたのは意外な言葉でした。

 

「『異なる』ってどういう意味ですか」

 

数学の内容でつまずいたのではなく、

言葉の意味でつまずいていたのです。

この瞬間、改めて「国語力はすべての教科の土台だ」と強く感じました。

実際、小学生の算数の文章問題でも、

問題文そのものの意味がつかめずに

手が止まってしまうケースは少なくありません。

たとえば、

・指示語(これ・それ・あれ)が何を指しているのか分からない

・状況がイメージできない

といった理由で解けないこともあります。

どれだけ計算が得意でも、

どれだけ公式を覚えていても、

問題文の意味が読み取れなければ正解にはたどり着けません。

国語は「国語の時間だけの教科」ではなく、

すべての学びの入口であり、理解の鍵です。

 

塾としては、

小学生のうちから語彙を増やす声かけや、

問題文を丁寧に読む習慣づけなど、

日々の指導の中で国語力を育てる取り組みを、

これからも大切にしていきたいと思います。