2025/8/20

今年は「まくわ瓜」

 

今日も塾とはまったく関係のない話題です。

 

お盆休み中、道の駅に立ち寄ったときのこと。

野菜や果物のコーナーを眺めていたら、

見慣れない名前が目に飛び込んできました。

「まくわ瓜」。

名前はどこかで聞いたことがあるような、

ないような。

 

でも実物を見たのはたぶん初めてです。

小ぶりで黄色く、

なんとなく控えめな雰囲気。

少しメロンにも似ていますが、

もっと素朴な感じがします。

手に取ってみると、

ほんのり甘い香りが。

これはおいしいかもしれないぞ、

と期待が膨らみます。

 

家に帰って冷蔵庫で冷やし、

翌日、ナイフを入れてみると、

果肉は白色。

 (メロンの祖先のようです)

 

スプーンですくうと柔らかく、

それでいて程よい弾力。

ひと口食べてみると、

派手な甘さではなく、

やさしくてどこか懐かしい味が広がりました。

「これはいいなぁ」と、

思わず独り言が出てしまうくらい、

静かな感動。

 

思えば昨年も、同じように道の駅で

「ポポー」という果物に出会いました。

(その時のブログ

 

60年以上生きてきても、

まだ「初めて」があるというのは、

なんだかうれしいものです。

 

最近は便利な時代で、

スーパーに行けばどんな季節でも同じ果物が並びます。

でも、道の駅にはその土地の、

今だけの、

そんな「知らなかったもの」がある。

そしてそれに出会い、知って、味わって、

少し世界が広がる。

まるでちょっとした“学び”のようです。

塾の授業とは違いますが、

「知ることの喜び」という意味では、

通じるものがあるなと思います。

 

次はどんな「初めて」に出会えるでしょうか。

そんなことを楽しみにしながら、

またふらりと道の駅を訪ねてみたいと思います。