2023/5/15

誕 生 日

 
私事ですが、
 
先週、誕生日を迎えました。
 
もうこの歳になれば、誕生日なんてうれしくもなんともない。
 
むしろ、
 
かなしい、むなしい。
 
「誕生日おめでとうございます。」と言われても、
 
素直に受け入れられません。
 
何しろ、現役引退までのカウントダウンが始まっていて、
 
誕生日が来るたびにまた一つ数が減ってしまうのですから。
 
もっと言えば、人生引退までの残り年数だって減ってしまうのですから。
 
ですから、ここ数年は
 
誕生日は嫌なものでしかありませんでした。
 
 
 
 
しかし、今年、そんな私に気持ちの変化が・・・。
 
 
 
塾生に、自分の誕生日を言うことはほぼないのですが、
 
今年は、
 
「今日の授業はこれで終わりです。次回の授業日は私の誕生日です。」
 
と、何気なく口にしてしまいました。
 
 
 
そして、誕生日当日のことです。
 
前述のクラスの授業を行うため教室に入ったとたん、
 
「誕生日おめでとうございます!」
 
塾生たちからの祝福の声。
 
屈託のない笑顔の塾生たちを見たら、
 
その声を素直に受け入れることができました。
 
なんだか、すごく、うれしくなりました。
 
 
また、他のクラスでも誕生日を祝福してくれた子たちがいて、
 
本当にうれしい1日でした。
 
 
 
そうなんですよね。
 
誕生日って、「おめでとう」なんです。
 
「この年齢までよくぞ無事に生きられましたね、おめでとう。」
 
ということなんですよね。
 
私の友人たちの中には、すでに亡くなってしまったり、
 
仕事を引退した人もいます。
 
そう考えると、無事に誕生日を迎えられることができることは
 
本当に幸せなことなんですよね。
 
塾生たちに大切なことを教えてもらいました。
 
そして、無事に誕生日を迎えられたことに感謝し、
 
この先1年に対して前向きな気持ちになれました。
 
  
  
こんなにたくさんの人に、
 
「誕生日おめでとうございます!」と言われたことって、
 
今まであったのかなぁ。
 
 
 
今年はとても素晴らしい誕生日になりました。