2022/8/28

お勧めする理由

 先日8月23日は漢字検定の受検日でした。
 
 
塾生全体の4人に1人あたる39名が受検しました。
 
 
漢字検定は高校入試で加点してもらうために受検するものと思われがちです。
 
確かに、資格に対し、高校入試で加点してくれる場合が多いのは事実です。
 
しかし、今回の塾での受検者を見ると、
 
中3生は10名。
 
受検者の4分の3は他の学年なのです。
 
 
 
高校入試に何のポイントにもならない級を受けても、
 
もったいないと
 
考える方々もいらっしゃいます。
 
 
 
でも、実際には高校入試で何のポイントにもならない級を受けている小学生や中1、中2がたくさんいるのです。
 
ではどうして?
 
 
ほとんどの場合が、
 
漢検は漢字学習のきっかけ」
 
と考えているようです。
 
 
 
実際、私も3人の子供の親として、
 
毎年1回ずつ、子供たちには漢検を受検させていました。
 
何もなしに漢字の勉強をさせようと思っても難しく、
 
やはり、何かきっかけが必要です。
 
そこで漢検なんです。
 
1年に1回、その学年までの漢字の総復習をさせるために受検させていました。
 
 
また、漢検は漢字の読み書きだけじゃありません。
 
部首、筆順、四字熟語、対義語や類義語、送り仮名、熟語の組み立てなど
 
様々な勉強になります。
 
 
さらには、語彙力アップにもつながります
 
読み書きの問題文などはボキャブラリーを増やすのには最適です。
 
 
<書き問題> 
・あの人はうみせんやませんの商売人なので油断できない。
 
 
<読み問題>
・兄は最近、専ら数学ばかり勉強している。
予め準備をしておいたので心配はいらない。
 
 
 
「海千山千」なんか小学校1、2年で習う漢字ですが
 
その言葉自体を知らないので書くことができません。
 
「もっぱら」や「あらかじめ」は読めないだけでなく、
 
そんな言葉使わないし、聞いたこともないと言ってきます。
 
 
 
国語の長文の読み取りが苦手という生徒は、
 
言葉をあまり知らないというケースが多々あります。
 
したがって、漢字検定受検のために学習することは、
 
国語の長文問題に対しても有用だと考えられます。
 
 
さらに言うなら、
 
この国語の能力の向上は、問題文を読み取る能力にもつながり、
 
全科目の能力向上にもつながります。
 
 
 
つまり、漢検の勉強すれば高校入試でも定期テストでも有利になるというわけです。 
 
これらの理由から、
 
私は自分の子供たちにも漢検を受検させていましたし、
 
受験生以外の塾生にも漢検の受検をお勧めしているのです。