2022/4/9

春はこんな別れも

 
もう20年以上ものお付き合いがある私立高校の先生がいます。
 
お付き合いとは言っても、
 
私立高校の先生 と 塾長
 
という関係だけで
 
プライベートなお付き合いではありません。
 
年に数回お会いする程度でしたが、
 
學優塾進学フェア や
 
學優塾内での出張学校説明会 など
 
いろいろとお世話になっていました。
 
 
 
その先生が昨日4月8日に塾にお見えになりました。
 
以前は高校の情報をもって、塾の方に来ていただけることも多々ありましたが、
 
昨年は若い先生が塾の方に来られることが多く
 
昨日は久しぶりの塾への訪問でした。
 
 
「久しぶりですね」とご挨拶をすると、
 
3月31日に退職されたということ。
 
定年退職だそうで、
 
嘱託として学校に残ることもしないのだそうです。
 
 
 
つまり、昨日の訪問は、高校の教員として仕事で訪れたわけではなく、
 
一個人の善意でわざわざご挨拶に来てくれたのです。
 
「今日は久しぶりにスーツを着ました。」
 
とおっしゃっていました。
 
そうなんです。
 
塾は春休み中の4月7日まで忙しいことをご存じですから
 
その期間を避け、
 
4月8日を狙って来てくれたのです。
 
 
 
このお気遣い、心遣いに先生の素晴らしさがにじみ出ています。
 
素晴らしい先生でした。
 
第2の人生が幸多きものであることを願わずにはいられませんでした。
 
 
 
ただ、立ち去る後姿を見て、なんだかとても寂しくなってしまいました。