2022/1/15

ダルマは卒業

昨日14日は私立高校入試前恒例の「出陣式」。

開校1年目から行ってきた出陣式も今年で33回目。

みんなで少しずつダルマに目を入れ合格祈願。

願掛けが終われば、湯島天満宮のお守りと鉛筆を渡します。

近年はこれに記念撮影も加わりました。


合格祈願のダルマは大安に目を入れ、願をかけるとよいと言われています。

そこで、今年は、私立高校試験前の全員がそろう大安の日の昨日1月14日に出陣式を行いました。



以前は、合格を祈願し、全員でダルマに目を入れ、

士気を高めて入試へと突入しました。

しかし、数年前から、様々な事情を考慮し、

願掛けとかしたくない人は辞退してもよいことにしました。

そして、辞退者が半分出るようなら、これはもう辞めようと心に決めていました。

実際には、辞退者がいた年もありましたが、毎年ほぼ全員がダルマに目を入れ、合格祈願を行いました。


でも、もしかしたら、合格祈願の願掛けなど今の子はやりたくないのかな

と最近は思うようになり、

昨日は、「辞退してもいいよ。」ではなく、

「目を入れたい人」を募りました。

するとどうでしょう。

目を入れたいと手を挙げてくれたのは、

23人中たったの4人。


やっぱりそうだったのか・・・。


合格祈願で、神社や寺院に行ったり、お守りを買ったりしているのだから、

ダルマに目を入れて合格祈願もしたいかなと勝手に思い込んでいました。

ダルマがある家庭も少ないだろうし、

こういう経験もいいだろうと思い、

休みをつぶして高崎までダルマを取りに行き、

高いお金を払い、

塾生のためと思って、33年間続けてきましたが、

思い上がりでした。

厳しい現実を突きつけられ、

ダルマは今年で卒業することにしました。
今年は有志4名が代表として目を入れてくれました
 
 
有志4名が開眼したダルマと記念撮影