2023/10/18

公立高校入試 変更ですね

 
 
10月16日、埼玉県教育委員会は、
 
埼玉県公立高等学校入学者選抜方法の改善についての素案を発表しました。
 
対象となるのは今の小6から。
 
令和8年度は移行期間とされていますので、
 
現在の中1も若干関係するかもしれません。)
 
 
 
これを見ると
 
 
変更点①
 自己評価資料の提出
 
学校内外での活動や意欲等を、
 
自分で書いて提出しなければならなくなるようです。
 
さらに、
 
(現行)部活動や資格試験等の実績を評価する
 ↓
 (新)  面接を実施、 意欲等を評価する
 
とあり、
 
「自己評価資料そのものは評価しない。」
 
ともありますので、
 
部活実績や資格が得点化されることはなくなるのかもしれません。
 
そうなると、運動が得意、一芸に秀でているという子には残念な変更です。
 
 
 
 
変更点②
 面接の実施
 
現在は一部の学校のみで実施されている面接がすべての学校で実施されるようです。
 
上記の「自己評価資料」 を基にして面接を行うようですね。
 
 
 
変更点③
 調査書(内申書)は各教科の評定のみ
 
調査書(内申書)は各教科の評定のみで、
 
部活動や生徒会活動、ボランティア活動、表彰などは
 
上記の「自己評価資料」に記載することになりそうです。
 
 
 
変更点④
 「学校選択問題」は廃止?
 
「共通の選抜(学力検査・調査書・面接)」と表記されているので、
 
現在、22の上位校で行われている学校選択問題は廃止になるみたいですね。
 
 
 
変更点⑤
 特色選抜を実施が可能に
 
ここが一番の問題ですね。
 
「各高等学校が自校 の入学者の受入れに関する方針に基づいた独自の検査等として特色選 抜を実施することができることとします」
 
となっていますので、
 
各学校で独自の試験を行っていいことになります。
 
 
例として
 
「実技検査や小論文、傾斜配点 等」
 
となっていますが、
 
「等」とありますから、
 
現在、学校選択問題を実施している学校は、
 
学校選択問題がなくなる代わりに
 
難易度の高い独自試験をやりそうな気がします。
 
実際に他県では行われているところもありますし・・。
 
 
 
これはまだ「素案」なので、
 
どうなっていくのか、
 
次の発表(12月ごろ)を待ちたいと思います。