2023/8/16

風呂の湯は上が熱いは伝わらない

 
先日、理科の授業中、
 
温かい水や空気は上に上がるという話の例として、
 
「お風呂はかき混ぜないと
 
上の方が熱いよね。
 
上は熱くても、下はぬるいなんてこともあるよね。」
 
と言ってもほとんどの子がわからないと言います。
 
 
 
そうなんですよね。
 
よく考えたらわからないのも当然ですね。
 
お風呂は水から沸かすという家庭は少なくなり、
 
湯を直接湯船に入れるタイプが多いですものね。
 
 
また、追い炊きをしても

今は、循環口が1つだけの強制循環方式が多いので、

循環口が上下に2つ並んでいる自然循環方式とは違い、

浴槽の水温にむらが出にくいですからね。

 

よく考えたら、我が家にも

湯かき棒がありません。

お風呂をかき混ぜるという文化も

少なくなったいうことですね。

 

また、ガスバーナーの話では、

「ガスの炎の色は青色が正しいんだけど、

家のガスコンロの色も青いでしょ。」

と言えば、

「IHなのでわかりません。」

 

右ねじの法則の話では、

「水道の栓を閉めるときは

時計回りでしょ。」

「学校でたまに使うだけなのでわかりません。」

今はレバーが多いですもんね。

 

 

生活様式や器具、設備が変化してしまっていますから。
 
我々には当たり前のことでも
 
今の子にとっては知らないことも多いのです。
 

 

そのうち、時計回りも通じなくなるかもしれませんね。