2023/6/22

知的好奇心

 
一般的に、
 
知的好奇心が旺盛な子は
 
「賢い」「自頭がよい」 などと言われています。
 
 
 
それはそうでしょう。
 
なぜなら、いろいろな物事に触れるにつけ、
 
「あれはなんて読むのかな?」
「どうしてなのかな?」
「なぜなんだろう?」
「どういう仕組みなの?」などなど、
 
知的好奇心旺盛な子は常に頭を働かせているのですから。
 
 
しかも、勉強だと身構えたり、
 
苦痛がることなく、
 
むしろ楽しんでいるわけですから。
 
それは脳が鍛えられますよね。
 
 
その上、知識も身につき、
 
思考力、発想力も
 
どんどん鍛えられていきます。 
 
 
 
例えば、
 
「夏は日が長い」
 
という当たり前な事柄に対して、
 
何も感じない子と
 
「夏はなぜ日が長いんだろう?」と疑問に思う子では
 
大きく違ってくると言えるでしょう。 
 
 
 
ということは、
 
我々親は子供に対して
 
知的好奇心を掻き立てるようにしてあげればよいということです。
 
 
最初のうちは、親から子に
 
「なんでかな?」
「どうしてだと思う?」と
 
意識を向けてあげるといいでしょうね。
 
 
もし、子供の方から、
 
「なんで?」
「どうして?」
 
と聞かれるようになったら、
 
めんどうくさがらずに一緒に考えてあげることが大切です。
 
 
 
ポイントはすぐに答えは教えないことです。
 
ヒントを出したり、
 
図鑑を見せたり、
 
一緒に検索したり。
 
親も一緒に楽しめばよいのです。
 
答えは出なくてもいいのです。
 
思考することに価値があり、
 
もし、数年後に勉強し、答えがわかったときには、
 
勉強が楽しいものになっていくのですから。 
 
 
 
脳医学者の瀧靖之先生は
 
「中学校や高校に進学してからも学力が伸びている子の家庭の大半が、
 
子どもの頃に、本や図鑑などのバーチャルの世界を通じて好奇心を引き出されていた。」
 
とおっしゃっています。 
 
 
今からでも遅くはありません。
 
私も講師という立場から、
 
知的好奇心を掻き立てる種を蒔いていきます。
 
お父さん、お母さん、一緒に子供たちのために頑張りましょう。
 
いや、楽しみましょう。
 
 
 
私自身は、子供たちが全員成人し、子育てはほぼ終了。
 
でも、いっぱい子育てを楽しむことができました。