2023/2/27

公立高校100%合格は難しい時代に

 
 
 「公立高校合格率 100%!」
 
これはすごくうれしいことですし、
 
当然、塾としては目標。
 
 
でも、昔に比べて、
 
公立高校100%合格は難しくなりました。
 
 
えっ!?
 
私立高校の人気が高まり、公立高校が入りやすくなったんじゃないの?
 
と、思われた方も多いでしょう。
 
 
確かに、昔に比べ、私立高校の人気が高まっているのは事実で、
 
學優塾でも、今年度もおよそ3割の塾生が私立高校を第1志望にしました。
 
 
 
でも逆に、
 
公立高校100%合格が難しくなったも事実です。
 
 
 
學優塾で公立高校で不合格を出すのは
 
事実上の第1志望校の私立高校には合格できたので、
 
公立高校はチャレンジで受けてみます」
 
というパターンがほとんどなのです。
 
 
 

例えば、

偏差値54の生徒。


第1志望校  公立 A高校(偏差値64)
  (難しいのはわかっているけど行けるものなら行きたい。
   憧れのA高校。)

第2志望校  私立 P高校
  (すでに、合格している事実上の第1志望校)

第3志望校  公立 B高校(偏差値54)
 (実力は相応だが、B高校なら、私立P高校の方が良い。
  したがって、私立P高校にすでに合格しているので、
  受験する気持ちはない。)

 

こういうパターンの場合、

偏差値が10足りなくても、公立A高校にチャレンジして受験することになります。


なぜなら、合格できるからといって

公立B高校を受験して合格した場合、

第2志望校の私立P高校ではなく、

第3志望校の公立B高校に行かなければならなくなるからです。



つまり、私立高校の人気が高まり、

同レベルの高校なら、

公立高校より私立高校を選ぶということが多くなってきたのです。



憧れの公立A高校に行けるなら行きたいが、

そうでなければ、私立高校の方が良いというわけです。



どうしても公立高校でないという場合は

合格できる高校に変更するということがありますが、

公立A高校以外なら私立高校に行くという場合には

変更はあり得ませんし、

塾としてもこのようなケースでは

応援に回ります。

 
 
 
したがって、
 
私立高校人気が高まり、
 
「どうしても公立高校」という時代ではなくなった現在では
 
公立高校100%合格はかなり難しくなりました。
 
 
 
昨年の「公立高校100%合格」は
 
學優塾ではかなりの快挙なことだったのです。