2021/5/1

国民の休日

 
本日はメーデー。
 
世界各地で毎年5月1日に行われる労働者の祭典です。
 
世界では80以上の国々で祝日になっていますが、
 
日本では平日です。
 
私が大学生の時には、
 
メーデーが祝日にならないかなと切に願ったものです。
 
 
理由はGWが7連休になるから。   
 
私が大学生だった1985年12月に祝日法が改正され、
 
「祝日と祝日に挟まれた平日を全て休日にする」
 
という「国民の休日」が制定されたんです。
 
当時のGWは、
 
 4月29日 天皇誕生日
 5月 3日 憲法記念日
 5月 5日 こどもの日
 
そこで、5月4日を休日にするための法律を作ったのです。
 
これならカレンダーの並びに関係なく
 
毎年3連休になるというわけです。
 
「だったら、 5月1日のメーデーを日本でも祝日にすればいいのに」
 
と私は思いました。
 
だって、そうすれば、
 
4月30日も5月2日も
 
祝日と祝日に挟まれることになり
 
 
 4月29日 天皇誕生日
 4月30日 国民の休日
 5月 1日 メーデー
 5月 2日 国民の休日
 5月 3日 憲法記念日
 5月 4日 国民の休日
 5月 5日 こどもの日
 
と、カレンダーの並びに関係なく
 
7連休が完成するじゃないですか。
 
上手くすれば、土日が前か後ろにくっつき、
 
9連休もあり得ます。
 
 
 
実は、のちに、国会でも
 
「メーデーを祝日に」
 
という話が取り上げられたのですが、
 
「勤労感謝の日と趣旨が重複する」
 
「7連休になると金融市場などの問題が発生する」
 
として 立ち消えになってしまいました。 
 
 
現在は、
 
4月29日 昭和の日
4月30日 
5月 1日 
5月 2日 
5月 3日 憲法記念日
5月 4日 みどりの日
5月 5日 こどもの日
 
と変更されたため
 
5月に国民の休日は存在しなくなってしまいました。 
 
(5月1日が日曜日でも、祝日ではないので、国民の休日は発生しません。)
 
 
 
ちなみに、
 
今、国民の休日が出現する可能性があるのは9月のみ。
 
2003年以降のハッピーマンデー制度により
 
敬老の日が9月15日から9月第3月曜日に変更になったことから
 
秋分の日がその週の水曜日になると 国民の休日が出現します。
 
2009年と2015年の9月に国民の休日が出現し、
 
シルバーウイークと呼ばれていたのは記憶に新しいところです。
 
 
次に国民の休日が出現するのは2026年です。